な ぜ 古 与 曾 (こ よ そ)?
現在弥栄町の芋野地区で栽培する古代米を「古与曾(こよそ)米」としているのは、平城京で発見された木簡に書かれていた「丹後国竹野郡芋野郷婇部古与曾赤舂米五斗」という文章より。竹野郡(現弥栄町)芋野の古与曾(こよそ)という役人が芋野より平城京へ赤米を献上したことが分かります。
木簡のレプリカ
実物は国立 奈良文化財研究所 蔵
古 代 米 の 種 籾 も 自 分 た ち で 行 い ま す
芋野郷赤米保存会では受け継がれている種を大事に大事に扱い、種籾(種の採取)も自分たちで行います。時には府外の古代米生産者より種を分けてほしいと頼まれることも。
そして毎年5月に地域の子供たちにも手伝ってもらい、日本三大赤米といわれる「対馬の赤米」「種子島の赤米」「総社の赤米」をはじめ、10種類前後の古代米を地域の圃場に植えます。
古 与 曾 米 の 収 穫 と 収 穫 後 の 姿
古代米の収穫は品種改良されている現代の稲より遅く、10月末〜11月上旬頃。収穫できる量も現代の稲の半量以下で稲穂の背も高い昔のままの姿を残しています。
収穫された稲穂は玄米としてはもちろん、会のメンバーの手でドライ稲穂や米粉へ加工・販売されます。ドライ稲穂はしめ縄などにも使われ、地域の方々が器用に編まれます。
古 与 曾 ( こ よ そ ) 米 と 料 理
古代米の色がついているのは白米の周りを覆っている籾の部分のみ。精米してしまうと白いお米になります。
そのため、芋野郷赤米保存会では古与曾(こよそ)米を玄米の状態で販売、また、米粉への加工を行なっています。
籾ごと擂る米粉は香ばしく、まるでチョコやきな粉が入っているようなお味に。わざわざチョコなどを加えずとも古与曾(こよそ)の玄米米粉だけで簡単で満足、美味しいスイーツができるのです。
※現在米粉の販売はお休み中です。
古 与 曾 販 売 店
京丹後市
・丹後町 道の駅 てんきてんき丹後 様
・京丹後市ふるさと納税ページ